みんなの疑問に谷コーチが答えます。
疑問を解消して、本当に効果のあるラダートレーニングを始めよう。
昔は、遊びの中で正しい身体の動きを学ぶ機会がありました。しかし、現代は遊ぶ場所も少なくなり、子どもの生活スタイルも変わりました。そういった中で、正しい身体の動きを習得するには、大人がその環境や機会を与える必要があるのです。
一瞬で相手を振り切るスピードと、相手を振り切った後に追いつかれないようにするスピードについてアドバイスしたいと思います。
DVDに収録されたトレーニングでは、パワーポジションを意識しながらの『サンバ』と『クイックラン』が有効です。
また、その動きを、よりゲームの動きに繋げる為に、例えば1mおきにマーカーを3〜4個まっすぐに置き、そこをパワーポジションを意識しながらサンバのステップですり抜けた後に4〜5mをスプリント(ダッシュ)するようなエクササイズが有効です。
実際に相手を交わす時の動きをイメージしながら、パワーポジションで接地する瞬間以外は力まずに動くことがスピードアップの為の大事なポイントです。
1日をラダートレーニングに充てるのではなく、サッカートレーニングの前のウォーミングアップとして取り組むと、ラダーの動きをサッカーの中で実践できるので効果的です。
メニューとしては(1)ラン系、(2)ツイスト系、(3)ジャンプ系から3〜4種目ほどずつ選択して実践します。
選ぶメニューは毎回変えても良いですし、1週間や2週間毎に変えてみても良いでしょう。チーム練習が始まる前の5〜10分、それを継続することにより成果は得られます。(※初めから正しい動きをテンポ良く実践することが難しいようでしたら、身につけるまでは、多めに時間を割いて丁寧に取り組む時間があっても良いと思います。)
また、ゴールデンエイジの年代であれば、空いた時間をサッカー以外の運動に取り組むと、より選手としての運動能力の幅を広げることができます。サッカー以外のことに取り組むことが他の子どもたちよりサッカーで後れをとってしまうのではないかと心配する親御さんもいらっしゃいますが、実は選手としての運動能力の向上に運動の多様性は不可欠なのです。
例えば、親子でラダーをしてからテニスやバドミントン、ラダーをしてからキャッチボールや縄跳びという流れで1日のトレーニングを楽しみながら行うことができれば非常に効果的です。
接地や動き出しの時は、常に拇指球(親指の付け根と土踏まずの間の所)を意識して着地を行ってください。ここで地面を押して跳ね返りの力を得ることが大切です。
● 上手く手が振れないことについて
走りは歩きの延長。バランス良く歩く事が出来れば、バランス良く走ることも可能です。速く走ろうとして腕の動きと脚の動きがバラバラになってしまうようでしたら、まずは動きのスピードを落として、歩きながら動かすところから始めてみると良いです。
ベーシックDVDのデモンストレーション映像を真似して、実際の動きに繋がるダイナミックな動きをバランス良く行い、徐々にスピードを上げていくと良いでしょう。
● 滑って転んでしまうことについて
滑って転んでしまうのは、脚の運びや身体の使い方のどこかに問題があります。そこを修正することにより、滑らなくなります。
タニラダーメソッドで適切な脚の運び、身体の使い方、力の入れ方を身に付けると、濡れた芝の上をジョギングシューズでも滑らないでプレー出来るようになります。
ここまでくると自らの力を最大限に活かせるようになります。"
プレーできる状態まで回復しているのであれば問題ありません。私も前十字の既往歴のある選手、前十字からのリハビリの最終段階の選手をサポートしたことがあります。
両者ともに効率のよい動き作りは必要不可欠で、その習得のためにタニラダーを使ったり、マーカーを使ったりしてアジリティのトレーニングをしました。
ここで効率的な動きを身につけることにより患部への負担を減らすことができます。ステップの動きのスピードを落として、正確にトレーニングすることによりリハビリにもなりますし、スピードを上げればより実戦的な動きに繋がるトレーニングになります。
また、効率的な動きは身体の動きをスムーズにし、各関節への不必要な負担を減らすことができます。そして、この動きの改善による効果は年齢に関係なく恩恵を受けることができます。
後は、トレーニングの量に応じた膝周りの筋力を維持出来るよう、補強や筋力トレーニングを怠らないように気をつけて下さい。筋力が足りない場合、膝下の膝蓋靱帯の痛みが出てきますので、それを一つの目安にして状態を確認して頂ければと思います。
基本的に怪我をするとその部分の筋肉量や筋力は低下しますので、まずはリハビリで元に戻してプレーに復帰していくことが望まれます。
走りが遅くなったということで、左右のバランスが崩れている想定されますので、その部分から取り組んでいけると良いと思います。
自分の体重を利用しての両足でのスクワットや片足立ちでバランスを取ったままのスクワットなどから始めてみてはいかがでしょうか。スクワットは肩-膝-拇指球が同一ライン上に並ぶ姿勢で膝を90度近くまで曲げて、その後元に戻します。
怪我からの機能回復を待たずにプレーを再開していくと、思うように動けないだけでなく、再び同じ患部を痛めたり、別の箇所を痛めたりするリスクが高まります。
急がば回れで、焦らず機能を回復させてから、徐々にプレーを再開していってください。
良い姿勢はドリブル時も同じです。肩甲骨を寄せ、骨盤を前傾させ、顔を上げて周りの状況を把握しながら、ボールを視野の下で捉え、足の感覚と共にボールを運びます。
トッププレーヤーのドリブル時の姿勢をみて頂ければお分かりになるかとも思いますが、良い姿勢でドリブルをすることにより、周りの状況が把握できるので、ドリブルのコースや、パスかドリブルかの判断ができるようになります。また、ドリブル時に、コンタクトされても、体勢を保つことができます。
ボールだけを見てドリブルしてしまうと、周りが見えなくなるばかりでなく、下を向き猫背になり骨盤が後傾してしまうので、コンタクトされると簡単にバランスを崩してしまいます。これらのことから、ドリブルのトレーニングをする時も、良い姿勢を保ち、周りの状況とボールを同時に見ながら、足の感覚を磨いていくことが大切になります。
ドリブルをしている時に、顔が下がるか上がるかは、プレーヤーとして大きな分かれ目になってきますので、是非、良い姿勢でドリブルできるようにトレーニングしていってください!
小さいお子さまの場合、必要性や理論を理解してトレーニングすることが難しいのかもかもしれません。
ゴールデンエイジに入ってくるので、必要性や理論を理解してトレーニングできるようになってくるかと思います。現段階では、真似して楽しく動いて、必要な身体の使い方の感覚に触れていくレベルで取り組めると良いと思います。
親子で一緒にやりながら、うまくできた、できないとお互いを見ながらやってみてはいかがでしょうか?大人にとっても良い運動になりますし、1人でやらされてしまう感があるとしたら、一緒にやることによって、その感覚は解消されるのかもと思いました。
もう1つは、好きな音楽やノリのよい音楽のリズムやテンポに合わせてステップを踏んでみるのもよいかもしれません。
いずれにしても今は身につけたい動きに『触れておく』感覚で、楽しく身体を動かせるような環境を作ってみてはいかがでしょうか?
ゴールデンエイジに入ってきたら、ステップとゲーム状況が一致してくると思うので、必要性を感じたら自分で取り組む可能性も高くなってくると思います。
はい、可能です。まず最初にセットでご購入いただく必要がありますが、その後はラダー単品を追加でご購入いただくことが可能です。
タニラダーは身長による適正なスタンスを計算して作られています。下記、推奨サイズから現在の身長や、これからのご成長も考慮いただいた上でお選びください。
【推奨サイズ】
●ジュニア(小学生向け):身長120〜150cm
●レギュラー(中高生以上向け):身長150〜185cm
※上記に当てはまらない場合は、キッズ、ビッグサイズもご用意可能ですのでお問い合わせください。
まず、裸足は転倒の恐れや足を守るという観点からオススメできません。靴下だけの状態も滑って転倒の恐れがあるため同様です。タニラダーはスピードトレーニングですので、足の裏、膝にはある程度の負担がかかってまいります。そのため、足を防護し、関節への負担を解消するためにも必ず靴を履いた状態で行うことをオススメいたします。室内でも靴を着用した状態であれば問題ありません。
【使用場所】
・土もしくは芝生の上が最もオススメです(公園、空き地なども可)
・ランニングシューズや体育館シューズなどクッション性の高い靴であれば、アスファルト、床面などの屋内も可能です。
"もちろん効果はあります。Jリーガーでもその効果は現れています。ただし、ゴールデンエイジほどの大きな伸びは期待できないかもしれません。
しかし、あなたが小学生年代でこのようなトレーニングを積んでこなかったのであれば、今のままのトレーニングを続けるよりも遥かに大きな効果を実感できると思います。
タニラダーは、マスの大きさがゲームでの実際の動きに繋がるスタンスを計算して作られています。
この計算された幅により、大きな地面反力を受けられるようになり、スピードを上げるための姿勢、動きを覚えることができるのです。
また、既存の商品にあるトレーニング中のデメリットを独自の素材・構造で解消しました。このことによりあなたのトレーニング効率を大幅にアップさせることができます。
4歳のお子様でDVDで紹介している動きをいきなり同じように真似することは難しいかもしれません。
しかし、真似して出来る範囲でやってみて、色々な動きをすることは効果的です。
DVDには収録していませんが、スキップやケンケン、カエルのようにマスを進んでみたり、手で脚と同じステップを真似てみたりするところから慣れていき、DVDのステップにチャレンジしていくことも良いでしょう。
※ラダーのサイズ選びにはご注意ください。
タニラダーのトレーニングは、体幹と言われるインナーマッスルのみならず、全身の筋肉を協調してバランス良く機能させていくことが可能です。
体幹部が安定しないと様々なステップをスムーズにこなしていくことは出来ません。
つまり、スムーズにステップを踏めるようにトレーニングしていくということは体幹部を鍛えていることにもなるのです。
タニラダーでのトレーニングは、良い姿勢や動きで行うので、膝周りに対する負担も軽減させることができます。
あるセミナーでも、オスグッドの痛みを抱えていた子が、効率的な動きをすることにより、痛みをほとんど感じることなくステップを踏むことが出来ました。
DVDの内容を参考に、正しい姿勢を心掛けてトレーニングしてみてください。ただ、痛みが激しいようでしたら無理をせず、トレーニングを休むようにしてください。