スペイン・バルセロナで生まれた「知のサッカー」のコンセプトは「賢い選手を育てる」ことです。賢い選手とは、サッカーを理解し、正しい認知とプレーの判断、実行ができる選手
です。
いま何が起きていて、どのようにプレーをすれば良いかを考え、ピッチの中で自立した選手こそがサッカーサービス社が考える理想像です。
日本には、テクニックやフィジカルを鍛えるトレーニングは多くありますが、選手の“インテリジェンス”を鍛えるトレーニングはあまり多くありません。
「知のサッカー」は、これまで9,000人以上の指導者や選手たちが学んでいます。
「知のサッカー」を監修しているのは、欧州のビッグクラブや、世界各国において多くの選手や指導者を育ててきた、スペイン・バルセロナの世界的プロ育成集団「サッカーサービス社です。
「知のサッカー」は、彼らが長年の経験から開発した指導法「エコノメソッド」をもとに、日本サッカーの課題に合わせて制作されました。
サッカーサービス社が考えるトレーニングには『認知・判断・実行』という3つの大切な要素があります。
多くのチームはドリブルやパスなど『実行』のトレーニングは熱心に行いますが、相手や味方、スペースなどを観る『認知』や、いつ、どこへ、どう動くかといった『判断』のトレーニングには、あまり時間を割いていません。
しかし、身に付けたテクニックを試合で効果的に発揮するためには、『認知』と『判断』はとても重要な要素です。
そして、これらは、サッカーをはじめる6歳から脳の発育段階に応じて身につけていく必要があります。大人になってから教えるでは遅いのです。
「知のサッカー」で解説するエコノメソッドは、試合とほぼ同じ状況を再現することで、サッカーで大切な『認知・判断・実行』の3つをバランスよくトレーニングすることができます。
選手に学習させたいコンセプトがトレーニングで現れるよう、いくつかのノルマ(条件)を設定します。
選手たちは与えられたノルマのもと、トレーニングの中で、正しい解決策(判断)を探す必要に迫られます。
指導者は答えを与えるのではなく、設定したコンセプトに選手が辿りつけるよう、いくつかの質問を行います。
選手は質問を通して、どのプレーが最良の判断なのかということを、自ら発見していきます。
指導者は、選手たちが発見した解決策に対して「なぜ正しいのか?」その理由について証明することが大切です。
選手たちは「なぜ」を理解することで、サッカーの原理原則を知ることとなります。
エコノメソッドは、頭の中を鍛えるトレーニングです。学習させたいシーンを意図的にトレーニングで作り出し、選手へ質問をなげかけ、選手に考えさせることでトレーニング効果を上げます。
トレーニングでは、実際の試合で起きる現象が次々に出てきます。実戦に近いため、選手は気を抜くことなく、集中した状態で強度の高いトレーニングに取り組むことができ、技術やフィジカルも同時に鍛えることが可能です。
選手に「考えさせる」指導法。
6歳〜12歳までの頭の成長に応じた指導計画や、
選手のインテリジェンスを高める32の練習メニューを紹介。
- ●試合中でも自ら判断できる賢い選手を育てたい
- ●チームのオフ・ザ・ボールの動きを向上させたい
- ●攻守の切り替えなど、チーム全体のスピードをアップしたい
- ●より強度の高いトレーニングメニューを求めている
- ●スペインのサッカー指導に興味がある
「知のサッカー」は、選手の「インテリジェンス」を高めるために作られたトレーニング教材です。指導者が正解を教えるのではなく、選手自らに「考えさせ、実行させる」ことを目的としています。
第1巻では、攻撃・守備・チームプレーなど32のテーマに沿って、選手の「認知力」や「判断力」を鍛えるための、実際の試合に近い状態で行うトレーニングを紹介しています。
「13歳までに」覚えておくこと
サッカーのあらゆる局面において
「正しい判断」 「正しい動き」とは何か?
Jリーグの試合映像をもとに、128のプレーを徹底解説!
- ●テクニックはあるのに試合で活躍できない
- ●身体が小さくフィジカルが弱い
- ●年次が上がって伸び悩んでいる
- ●オフ・ザ・ボールの動きを改善したい
- ●プロやトレセンを目指している
- ●サッカー経験がなく子どもにお手本が見せられない保護者の方
「知のサッカー2巻」では、Jリーグの試合映像をもとに、実際の試合で起こりうるシチュエーションでの「正しい判断」と「正しい動き」を解説しています。オフ・ザ・ボールの動きを具体的に学びたい選手にオススメです。
さまざまな世界的選手をコンサルティングしてきたサッカーサービスのコーチ陣が、選手が観てもすぐに取り入れられるよう、わかりやすく解説しています。
「良い例」「改善の余地のある例」の比較もあるので、家庭やチームで戦術についてのディスカッションをすることもできるでしょう。
"いつ"、"何を"観るべきか
選手に指導できていますか?
日本サッカーの課題である「守備時の認知」とは?
8歳から18歳までに指導すべき守備の原理原則と、個人からポジション別まで
28の練習メニューを紹介。
- ●選手個人の判断ミスで失点することが多い
- ●ディフェンスラインが簡単に裏をとられてしまう
- ●プレスをかける判断がチーム内でバラバラ
- ●チームの「攻守の切り替え」が遅い
- ●ポジションごとまで細かく守備の指導を行えていない
- ●ジュニア年代での守備の指導法が分からない
「知のサッカー第3巻」は、日本サッカー協会のコンサルティングプロジェクトディレクターも務め、JFAアカデミー福島で指導してきたサッカーサービス社が日本代表やJリーグ、育成年代の試合を分析し制作しました。